トモノでは、経営者や人事総務担当者、部下をもつ上司の方々向けに役立つ情報を定期的に発信しています。(メルマガ登録していただくとバックナンバーもご覧いただけます)
最新の人事労務に関するトピックスから気になる法改正や話題をピックアップ。企業のとるべき対応やリスクマネジメントについて分かりやすくお伝えします。
4月 |
1 労働条件明示の新ルールが追加されました 2 助成金情報①~両立支援等助成金・男性育休取得応援手当 3 よくある相談事例㊲ 無期転換ルールとは何か? |
2月 |
1 雇用保険制度が大きく変わります 2 令和6年度の社会保険料率が決定 3 部下のモチベーションを上げるには③~賃金とモチベーションの関係を抑える |
1月 |
1 2024年労働法展望 2 キャリアアップ助成金が拡充されました 3 部下のモチベーションを上げるには②~結果でなく努力をほめる |
11月 |
1 部下のモチベーションを上げるには①~動機付け論だけでなく不満足要因も意識する 2 社会保険関係~130万円の壁に係る事業主証明・来年から産休中の国保減額 3 よくある相談事例㊱ 懲戒解雇した社員へ退職金を払わなくてもよいか? |
10月 |
1 年収の壁支援強化パッケージが発表されました 2 技能実習制度に代わる新制度案が発表されました 3 よくある相談事例㉟ 社会保険の加入を拒む人は入れなくてよいか? |
9月 |
1 10月からトラック荷役作業時の安全対策強化が義務化されます 2 12月からアルコール検知器によるチェックが義務化されます 3 よくある相談事例㉞ 管理職であれば残業代の支払は不要か? |
8月 |
1 令和5年度静岡県最低賃金が決定 2 エイジフレンドリー補助金 3 よくある相談事例㉝ 裁判所から届いた債権差押命令、何に注意すべきか? |
5月 |
1 来年4月から無期転換ルールが見直しされます 2 令和5年度助成金情報②~両立支援助成金 3 よくある相談事例㉜ 経営上の理由による雇止めは可能か? |
ちょっとご紹介(2024.4)
さて今回は、次について取り上げます。
1 労働条件明示の新ルールが追加されました
2 助成金情報①~両立支援関係の助成金・男性育休取得応援手当
3 よくある相談事例㊲ 無期転換ルールとは何か?
1 労働条件明示の新ルールが追加されました
労働基準法(施行規則)の改正により、4月より労働条件明示の新ルールが追加されまし
た。これにより、労働契約の締結や更新をする場合、或いは求人を出す場合に下記の明示
が必要になりました。
①就業場所と業務の変更の範囲
全ての労働契約の締結と有期労働契約の更新のタイミングごとに、「雇い入れ直後」の就
業場所・業務の内容に加え、これらの「変更の範囲」(いわゆる異動)についても(将来
異動があれば)明示が必要になりました。
②更新上限の有無と内容
有期労働契約の締結と契約更新のタイミングごとに、更新上限(有期労働契約の通算契約
期間又は更新回数の上限)の有無と内容の明示が必要になりました。
③無期転換申込機会と転換後の労働条件
「無期転換申込権」が発生する更新のタイミングごとに、無期転換を申し込むことができ
る旨と転換後の労働条件(変更の有無)の明示が必要になりました。
無期転換申込権とは、有期労働契約が通算して5年を超える場合に、労働者の申込により、
次の更新時に無期労働契約に転換する権利で、企業は拒むことができません。
企業の実務対応として、労働条件通知書への追記が必要になります。詳細は厚労省サンプ
ルを参考にするとよいでしょう。(下記リンク先参照)
今回の法改正の背景には、求人内容と実態のギャップによるトラブル増があげられます。
今は人手不足かつ採用困難な時代であるため、企業が求人を出す際、どうしても「よりよ
く見せたい」という心理がはたらきやすくなります。これがギャップを生む大きな要因に
なっていると思います。
最近取りざたされている、ある県内企業の例にもある通り~
人材マネジメント ※現在こちらは休止中です。
メルマガ登録(下記の必要事項にチェック・入力して送信ください)
登録後、解除したい方はお手数ですがその旨メールにてお知らせください。