指導者の倫理観

指導者・教育者と呼ばれる人達の倫理観が問われる話題が相次いでいます。

柔道指導者のパワハラや暴力、猥褻事件。教員や警察官の不祥事やセクハラ。退職金欲しさに早期リタイヤする教員…

 

クライアントへ指導させて頂いている私も他人事ではありません。

普段の業務で倫理観が問われる案件って、実は結構出てきます。その都度、適切な判断が要求されるのですが、何が適切な判断か難しいケースもあります。

クライアントが故に、いろんな葛藤もありますしね。

 

そんな場合、まず大切なのが「クライアントとの信頼関係」。

時としてクライアントに厳しい判断をしなくてはいけませんから、信頼関係は絶対です。

信頼関係を築くには、普段の業務の積み重ね以外にありません。近道はありません。

ただし信頼関係を築くには、私の感覚ですと約1年かかります。だから、それまでは言いたいことを結構抑えてたりします()

 

そして2つめに大切なのが、法律と実態の狭間にある「良識」で判断すること。

法律遵守できればそれに越したことはありません。しかし、現行の労働法の主旨や内容はあまりにも実態とかけ離れており、特に中小企業を苦しめています。

そんな中、良識としての判断が大切になります。私は法律家ではなく実務家ですからね。

 

 

また私には、自身の言動に対する倫理観を揺るがす懸念材料が1つあります。

それは士業が故に「先生」と呼ばれること。先生と呼ばれると、何だか自分が偉くなったような勘違いをしそうで怖いんですよね。

もちろん、人間ができていれば何と呼ばれようが関係ないのでしょうが、正直私は自信がない…

でも多くの人がそうなのではないでしょうかね。だって、おおよそ先生と呼ばれる人ってろくな人間いませんから…()

 

という理由で、私は先生と呼ばれるのも呼ぶのも苦手。少なくともクライアントには呼ばせません()

 

指導者たるもの、まずは倫理観をもて!ですね。


お見せします、新しい社労士像。

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