週休3日制を始動させたクライアントが、先日テレビで紹介された。
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NHK静岡の情報番組「たっぷり静岡」の週休3日制特集。
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飲食店を営む当該クライアントの社長と、半年くらい前から週休3日制について検討を重ねてきた。(過去のブログでも紹介済み)
本来は、新人事制度と一緒にもう少し先に導入する予定だったのだが、諸般の事情で今月から試験的に1店舗で導入しようということになった。
![変更した就業規則。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=233x1024:format=jpg/path/sfb17ab8d91863330/image/ie79763e54ac13f34/version/1504012477/image.jpg)
週休3日制は「1日10時間×週4日勤務」。1年変形を活用したよくあるパターンだ。
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テレビでは「給料はそのまま」と紹介されたが、実際はちょっと違って、残業代が大幅に減るので、毎月インセンティブを新設した。店の売上目標の達成度によって支給する。
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副業は原則認める。但し過重労働や本業に支障をきたすことを懸念し、店としても定期的に副業実態をチェックしていく。そのための個人面談制度を導入する。
週休3日制は働き方改革でもあり、「休み方改革」でもある。スタッフの反応はこれから、といったところ。
![静岡市内にある「金とき」の松下秀宣社長。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=jpg/path/sfb17ab8d91863330/image/i36738525742b1a81/version/1502499286/image.jpg)
働き方改革は、まず経営者の本気の意識改革がないと何も始まらない。
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完全週休2日制でさえ難しい飲食店では、週休3日制は画期的。
今後当所では、週休3日制をうまく求人でアピールし、採用効果を高めていくサポートをしていく。
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理論上、月40時間ほど残業代が減る。
その原資を前述のインセンティブに回す。スタッフのモチベーションを下げては意味がない。
週休3日制は、労使双方がメリットを感じられる落としどころを見つけることが大切だ。
週休3日制を専門に扱うコンサル会社の話では、今まで相談75件に対し、実際に導入できたのは10件だそうだ。
特にホワイトカラーなどは仕事をシェアしにくく、社員からの理解を得ることがハードルになっているという。
いずれにせよ、いよいよ週休3日制が始動した。店もスタッフも「この会社でよかった!」と感じられるよう、引き続き全力でサポート・提案していく。