性善説、性悪説

コロナも落ち着いてきて、少しずつ経済が回り始めた。

久しぶりに行きつけのお店の人と話をすると、決まって出てくる話題が、未だにいわゆる「マンボウ」の給付金が入らないということ。いつ頃入るのかさえ分からないという。

流石は何でも遅い静岡だと思うのだが、他方、昨年大盤振る舞いで盲目的に給付金をバラまいたおかげで不正受給が横行したため、今回はかなり慎重に調べているのだろう。ある意味仕方ないか。

 

普段我々が扱う厚労省の助成金も然り。

例えば、数年前に新設された働き方改革助成金(労働能率を上げるための設備や機器等を購入した場合に、その費用補填として助成)は、比較的使いやすく、100万円くらい助成されることもあるため、年度途中で予算が尽きてしまうくらい人気があったのだが、他方、不正受給が増えたのだろう、年々要件や審査が厳しくなっている。

 

補助金や助成金は、最初は性善説に立った扱いがされるが、一部の不正受給する輩が出始めるとすぐに性悪説に立った扱いに変わる。

本当に困っている人やあてにしている企業が救われない。困ったもんだ。行政もマンパワーに限界があるから、細かく調べればどうしても時間を要す。

今までもそうだったし、そして今後もこの繰り返しだろう。


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