増え続ける精神疾患による労災

精神疾患による労災認定の数が増えました。 →関連トピックス

原因としては、対人関係のトラブル増加や国が精神障害の労災認定基準を広げたことにあるようです。

 

今回はその「広げた基準」のおさらいです。

 

・ひどい嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた

・違法行為を強要された

・自分の関係する仕事で多額の損失を出した

・達成困難なノルマが課された

・顧客や取引先から無理な注文を受けた

・複数名で担当していた業務を1人で担当するようになった

・研修、会議等の参加を強要された

・大きな説明会や公式の場での発表を強いられた

・上司が不在になることにより、その代行を任された

・早期退職制度の対象となった

・同一事業場内での所属部署が統廃合された

・担当ではない業務として非正規社員のマンージメント、教育を行った

 

これらついて、具体的態様や経緯、状況の持続や拡大・改善などを検討し、総合的に判断されます。

 

一昔では業務として当然であったようなことも、昨今は労災認定の「引き金」になります。部下への対応も気を遣う時代なのです。


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