若手社員をやる気にさせるには

現在通っているスポーツジムは、総じてスタッフの「質」がいい。

ちゃんと教育が行き届いているな、といった感じです。(まぁ接客業ですから当然と言えば当然ですが)

 

またモチベーション維持にも、ちょっとした工夫がなされています。

それは「グレード」が5段階に設定されており、試験を受け合格すれば上のグレードに上がれる仕組みになっていること。

試験は、クレーム対応や挨拶など月1回!実施しているものから、本部まで行って受けるものまであるそうです。

正社員か否か、新卒か否か関係なく受けられるのが素晴らしい。

またグレードによって「スタッフ証」のストラップの色を変えている工夫も。

 

 

若い社員や学生アルバイトが多い会社は、人件費が比較的抑えやすい反面、人材育成やモチベーション維持に苦労されているってこと多いですよね。

若い人ほど上司を見る目は厳しいですしね。

 

その点、このジムはうまくやっているようです。

 

 

若い社員をその気にさせる要素って何でしょう?

私は経験則から「評価」「裁量」「ビジョン」 の3つだと思います。

 

評価とは「褒める」ということ。

分かっちゃいるけど、これがなかなかできなかったりする…

更に処遇に結び付けば(評価が可視化されれば)更に嬉しい。 

 

裁量とは「任せる」ということ。

若手社員へも一定の範囲で仕事を任せることです。

自分の考えで仕事が進められるって、これほどやる気が出るものはないんじゃないでしょうか!?私には何と言ってもこれが一番の“人参”です。

 

ビジョンとは「将来像を示す」ということ。

特に若い人は、先輩の後姿を自分の将来に重ねます。将来が見えないと一気に冷めます。このジムのような一定の仕組みが必要です。

30歳にもなれば、良くも悪くも現実を受け入れざるを得なくなるんですがね…

 

 

先日、そのスポーツジムでのこと。

私が時々参加する、スタッフOさんのレッスンが来月からなくなることに気づきました。

 

早速、若手スタッフに尋ねてみると、

「Oさん、10月から昇格で現場を離れるんですよ。その代り我々若いスタッフにチャンスが回って来るんです!」 だって。

 

いいねぇ^^


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