「疑似家族制度」家族みんなが教育係

突然ですが、「教育係」って今ではあまり聞きませんよね。(死語?)

恐らくバブルが弾けるまでは、どの企業にもいたのではないでしょうか。若手社員に手取り足取り仕事を教え、仕事以外にもいろんな相談にのっていた教育係と呼ばれる先輩上司が。

しかしバブルが弾け、企業はコスト削減と人員整理を余儀なくされる中、教育係は減っていったのでしょう。

 

それが今では、○○カウンセラーやらメンターやらコーチングやら、やたらと増えています。

これは、教育係のような身近に相談できる先輩上司が減少し、さらに職場の人間関係が複雑化している昨今、専門家による精神的な支えが必要になってきている証でしょう。

 

 

さて先日、それらの社内拡大版とでもいうのでしょうか、「疑似家族制度」という仕組みを導入して、うまく職場の人間関係構築や部下育成している会社がテレビで紹介されていました。

 

この仕組み、上司が「父」、先輩が「兄」「姉」となって、「子」である若手社員を家族ぐるみで面倒を見て育てるというもの。言わば、家族みんなが教育係みたいなものです。

実際、新卒がこの制度で精神的にかなり助けられている様子や、上司を「父の○○さん」なんて呼んでいる様子が紹介されていました。

 

「あなたの子ですよ」「あなたの弟(妹)ですよ」って言われると、親や兄(姉)としては急に親近感が湧き、気にならないわけがありません。

子や弟(妹)が、仕事が順調でなかったり何か悩んでいたりすると、思わず声をかけたくなるようです。

家族だから故にはたらく心理をうまく活用した仕組みですよね^^

 

疑似家族制度。人間関係が希薄になった昨今、あなたの職場にも取り入れてみてはいかが?


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