人を育てる組織のマネジメント

現在、「静岡県立大学大学院社会人学習講座」を受講しています。

組織マネジメントを専門とする大学教授から直接レクチャーを受けることができるということで、興味本位で申し込んだのですが、先日、第2回目の講義を受講してきました。

 

参加者の多くは部下をもつ悩める管理職や経営者で、我々のような士業もちらほら。

今回は、前回宿題として出されたケーススタディについて、自分がリーダーや上司の立場だったらどうするかをディスカッションし、最後に教授のレクチャーを受けるといった内容。

 

ちなみにどんなケーススタディかというと…

コンビニ店での業績回復の手腕を買われて抜擢された若手店長。新店舗ではスタッフが次々と辞めていく中、スタッフ確保とランチタイムのシフトに四苦八苦。

そこで時給の上げ下げによりスタッフを動かそうと試みたものの、またスタッフから辞めたいとの申し出が…といった感じ。どこにでもありそうな話です。

 

ディスカッションでは、皆さん積極的に発言されていました。触発されたのか、私も何回か発言しましたよ。せっかく参加してますからね。

ちなみにケーススタディの中の時間給が(首都圏の)最賃を下回る内容でしたので指摘させていただきました。どうしても見逃すことができませんでした(笑)まあ一種の職業病ですね…←でも意図せぬ笑いがとれた

 

 

今回私なりに学んだことは次の2つ。

①組織は、「地位」(権力や権威)で動かすことができなければ「関係性」で動かす技術が必要だということ。

リーダーシップとは、仕事と人間関係をバランスよく構築していくこと。

 

私は仕事柄、経営者やリーダーの立場の方によくお会いします。当然ですが皆さん、仕事はできます。でも人間関係で悩んでいる方が多いのも確か。

 

ただし教授によれば、訓練次第で誰でも(両者のバランスが取れた)リーダーシップを身に付けることができるそうです。実際、県立大の学生にも試して実証済みのようです。

 

 

例え人より仕事ができたとしても、人の気持ちに配慮できないリーダーは人を心から動かすことなどできません。

自ら気づき受け止め、修正していく努力が必要なのです。


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