決算書から判断するいい会社

先日、月一の定期勉強会に参加しました。

テーマは「決算書の見方」。

講師は現役の若手会計士で、某監査法人に勤務されています。

 

その中で、決算書を見ながら「いい会社とは?」という話になりました。

私は、売上が伸びているとか、利益が出ているとか、利益率が高いとか、当然のごとくそんなふうに思っていました。

 

が、講師曰く

「利益が出ているといっても、必ずしもいい会社とは言えません」。

 

ん、どーゆーこと?

 

「決算書って実は(下表のように)『お金の配分』を表したもの。この配分でその会社の良し悪しを判断することが大切なんですよ」。 

    配分先
売上 1000  
売上原価 600 ←取引先
粗利 400  
販管費 300 ←従業員
営業利益 100  
支払利息 50 ←銀行
経常利益 50  
特別損失 30  
純利益 20 ←株主

「例えば、純利益がいくら出ていても販管費(人件費)が必要以上に抑えられていれば、株主にとってはいい会社かもしれないけれど、従業員にとっては必ずしもいい会社とは言えない、ということです」。

 

なるほど、この話は突き詰めと行くと、その会社の経営理念にぶち当たるんですね。

一体誰のための会社なのか?という。

 

そう考えたら、興味深い。

今まで決算書をそのような観点で見たことは皆無でしたから、新鮮でした。

これからは決算書の見方がちょっぴり変わりそうです^^

 

 

さて、決算書と言えば先日ようやく平成25年分の確定申告が無事終わりました。

昨年に続き電子申請で行ったのですが、損益通算をし忘れていて…気づいて良かった。

結果、それなりに税金が戻ってきそうですが、それにしても士業の報酬にかかる源泉10%って、かなり過多で現実離れしているんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。

源泉の「配分」について再考を望みます…


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