ロボットの代償

先日、市内にある有名な鮨屋に行ったときのこと。

店頭で客を待ち受けていたのは、ペッパーくん。

実物を間近で見るのは初めてで、少しだけ相手してみた(相手された?)

 

妙にリアルにできている手に触れてみると、急にのけぞった。

胸のiPadでやりとりするのだが、iPadをただ載せただけという安易な発想・デザインは残念だ。

 

何度かやりとりをしていると、頼みもしないのにラップを歌い出した。しつこく笑いを取りにくる姿が痛々しかったが、不覚にもちょっと笑ってしまった。

 

ほんの束の間、それなりに楽しんだわけだが、実はその間、警戒心も持ち合わせていた。

なぜなら、ペッパーくんはいわば情報端末であり、こちらの情報が多かれ少なかれ筒抜けだということを知っていたからだ。単に陽気で楽しい客寄せパンダではないのだ。

 

今や高額な掃除ロボットには、カメラが搭載されている。

これにより部屋の状況を正確に認知し、より効果的な掃除が可能になるわけだが、人間が楽をしている間に、部屋のデータが業者へ送られ、まんまとマーケティングの恰好の材料になるわけだ。

 

最近では、一種のAIである「プロモーション広告」も気になる。ネット上で同じ広告がずっと追いかけてくる、アレだ。

閲覧者の検索履歴が筒抜けということは明らかだ。

ちなみに、僕はこの種のしつこい広告を「ストーカー広告」と呼んでいる。

 

先日の日経には、ロボットを巡る倫理的な問題についての興味深い記事が載っていた。

人間のロボットへの暴力(性能をアピールするためのパフォーマンス)、人間の性的欲求を満たすためのロボット、そしてロボットの個人情報の取得についてだ。

 

 

ロボットやAIを提供する側は倫理観が要求されるし、使う側は利便性の代償を覚悟する必要がある。


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