安かろう悪かろう

先日、あるお客様を紹介してもらった。

社長によると、今委託している社労士事務所の対応がひどいと言う。

例えば電話で問い合わせしても、明らかに素人っぽいおばちゃんが出て「私は担当でない」みたいな対応をとるという。そして、なぜか他県の事務所に電話してくれと言われ、たらい回しにされることも珍しくないらしい。

他にも、残業単価を本来より高いままずっと給与計算していたとか、手続きも対応が遅く、保険証ができあがるまで1ヵ月もかかったことがあったとか。

そして極めつけは、社長は担当者と一度も会ったことがないという。

 

ではなぜ委託しているのか尋ねると、「安いから何となくズルズル…」ということだった。

ちなみに聞き慣れない事務所名だったので、その場でネットで調べてみたのだが、どうやら全国展開している労働保険事務組合のようだった。

 

結局、当方への委託替えをすんなりOKしていただいたのだが、ここまでひどい話は正直初めてだ。

 

 

後日、同業者にその話をしてみたら、やはり同様な経験をしたという。

恐らく、安い分限られた人数で県内を担当しているため、ずさんな対応になるのではないか、ということだった。

 

顧客からしてみれば安い方がよいのかもしれないが、「安かろう、悪かろう」では元も子もない。廉価という発想は、仕事の質を低下させるだけだ。

少なくとも僕は、そういう仕事をするつもりはない。


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