アマゾンが描く2022年の世界

今や誰もが多かれ少なかれお世話になっているアマゾン。

僕も最近、プライム会員に再入会したばかり。主目的は、モダンジャズの鑑賞と隠れた名盤を探すこと。(ただ洋画は期待外れ。もっと古い作品も揃えて欲しい)

 

本書は、そんなアマゾンの経営戦略や今後の事業展開について、経営学やマーケティングの観点から解説・予測している。

 

 

アマゾンの顧客第一主義への追求は半端ない。そのためのビジョンやバリューも明確で徹底している。

 

顧客第一主義の究極とも言える「カスタマー・エクスペリエンス」という概念、初めて知った。

例えば今話題のAIスピーカーは、それを実現するための最たるデバイスだ。これからはスマホをいじることなく、ただ声をかけるだけで済むコトが増える。(とはいえ、アレクサの音声認識は完璧とは言えないようだが…)

 

更にAI×ビッグデータにより、「1人セグメント」のみならず「0.1人セグメント」も可能になるという。

例えば一人ひとりに合った音楽や服など、その時その時のシーンに応じてリコメンデーションしてくれるという。おせっかいとも言える究極のオーダーメイドで、これじゃあますます店舗も店員もいらなくなる?

 

生活が便利で快適になるのはいいけれど、それと引き換えに、常に監視され自分の情報がダダ漏れっていうのは、かなり抵抗感がある。一度楽をすると後戻りできなくなるのが人間の性だと思うけど、悩ましいね。

 

 

懸念される宅配危機については、空に飛行船型倉庫を浮かべ、ドローンを使って宅配するという。宇宙事業にいたっては、10分間の宇宙旅行を何と来年にも実現するという。

ジョブズ、ザッカ―バーグ、イーロン・マスク、そしてジェフ・ベゾス。世界を牛耳る企業のトップは、みな発想が突き抜けた変人ばかりだ(笑)

 

 

トランプからは毛嫌いされているようだが、今やエブリシング・カンパニーと強大化したアマゾンは、「アマゾン効果」と言われるように、経済や産業、金融などさまざまな分野に影響を及ぼしている。

自分たちの未来を予想する上で、アマゾンの動向から目が離せない。


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