労務管理のDX化

先日、同業者仲間と話をしたときのこと。

将来のあるべき社労士像みたいな話題になったとき、今後ますます格差が広がるんじゃないかという話に。

 

というのは、最近、やたらと勤怠クラウドサービスに関する話題を耳にしたりCMを目にする機会が増えた。KING OF TIME、ジョブカン、マネーフォワード、Freee、ビズリーチなどなど。

各企業が年度予算を組むこの時期に合わせて、集中的にCMを流しているのだと思うが、それを差し引いても明らかに昔と違う。

今まであまりマークされず遅れていた労務管理の分野に、いよいよDX化の波が押し寄せてきた、といった印象だ。

 

クライアントの話を聞いていると、例えばスマホで勤怠管理できるようにしたものの、出退勤のボタンを押し忘れたり、遅刻したときにあえて押さなかったり、或いは残業申請に対して上司の返信がなくて残業できなかったりと、いろいろと課題はあるようだが、それでも効率化のメリットは大きいようだ。

 

僕は開業当初から給与計算代行はしないというポリシーでやってきているが、恐らく多くの同業者は受けていると思う。

「とは言え、まだまだニーズはあるよ」という同業者もいるが、やはり危機感を持たざるを得ない。

 

働き方改革関連法(改正安衛法)による電子機器による勤怠管理の義務化、人手不足による生産性向上、そしてコロナによるデジタル化・DX化促進といった一連の流れを見ていると、今までの「何とかなるっしょ」的楽観的発想では、これからは生き残れないかもしれない。


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