2022ボドゲ振り返り

年末恒例の?今年プレイした中で、特に印象に残った海外ボードゲームを振り返る企画。

ロレンツォ(2016)

 

イタリアの天才デザイナー、シモーネ・ルチアー二が絡んだ名作。

 

各ラウンドの最初に振る3つのダイスが全プレイヤーのアクションを拘束する。このギミックが秀逸。リソースカツカツの中、どの発展カードを効果的に狙っていくか?常に盤面とのにらみ合いが続く。

前半ダメダメだったが、後半逆転したので記憶に新しい。その後、拡張を入れてプレイしたが、自分的にはダメ。かなり緩々になってしまう。期待していただけに残念。

 

カーネギー(2022)

 

鉄鋼王としてアメリカンドリームを成しえたアンドリュー・カーネギーをモチーフとした経営ゲーム。

 

手番プレイヤーが選択したアクションを他プレイヤーも行うのだが、そこをよく考えていないと計画がなし崩しになる。自分の会社(個人ボード)を好きなように強化できるエンジンビルディングと、それによる拡大再生産が気持ちいい。確かうまく回って160点くらいとれた記憶がある。

今年発売されてプレイしたユーロゲームの中では一番かも。

 

クリスタルパレス(2019)

 

長らく積んでいたが、今年ようやくプレイできた。

世界初の万国博覧会で名声を稼ぐという、テーマも見た目も実に変なゲーム。

アクションはダイスプレイスメント。出目が大きいほど効果的なアクションができるが、その分コストがかかる。借金しないと勝てないと思うが、とは言っても利子が高く、借金をするタイミングや回数が重要で、そこをやりくりするのが楽しいと思えるかどうか。やっぱカツカツ好きだわ~

万人には決して勧められないが、個人的に結構刺さった。

 

ビッグショット(2001)

 

今年、京都で開催されたゲーム制作セミナーで初プレイ。

 

エリアマジョリティだが、一位が複数いるとバーストし、次に占領しているプレイヤーがトップになるというルールがめちゃ効いている!

時間がなかったため序盤しかプレイできなかったが、シンプルなルールでも、ここまで悩ましく面白くできるといういいお手本。

 

1923コットンクラブ(2021)

 

ニューヨークにあったコットンクラブをモチーフとしたゲーム。

 

場に並んだカードをワープレ+コストを払って獲得していき、店の名声を競う。5種類あるカードは、それぞれうまくリンクしている。

カードに描かれた人物は、実在したジャズミュージシャンや俳優、ギャングスターたちで思わず目を引く。50~60年代のモダンジャズは好きでよく聴くが、流石にこの頃のジャズは聴かない。

 

ゲームは程よい中量級で、うまくまとまっていて、ワーカープレイスメントをサクッとやるにはこれくらいでちょうどいい。古き良きアメリカが感じられるフレーバーもいい。

 

パンデミックイベリア(2016)

 

度々紹介している僕のオールタイムベスト。

初プレイの顧問税理士と2人協力プレイ。

難易度は中クラスで、初戦は政治家の特殊能力を活かして結構余裕で勝利。

続けてもう一戦。航海士を選んだ僕は、やたらと顧問税理士を連れ回す。見事、最終手番でギリギリ勝利。かなり気に入ってくれた様子だった。

やっぱ協力系では断トツに面白い。

 

キュビトス(2021)

 

ダイスをジャラジャラ振ってレースをする。と言っても双六ではなく、ダイスにはそれぞれ特殊能力があり、レースをしながら自分好みのダイスを集めていく。

ダイス構築っていうのは初めて。この発想が素晴らしい。

欲張りすぎて、ダイスを振り続け過ぎるとバーストする。思わず爆笑。運要素もあって誰でも楽しめる。

 

現在、法人の方で制作しているパワハラ研修ゲームは、ダイスをジャラジャラ振ってバースト(=パワハラ)させる内容にしたのだが、参考にさせてもらった。

 

Pam Nam(2020)

 

パンナム航空をモチーフとした経営ゲーム。各プレイヤーは航空会社の経営者となり、空港を建てたり、飛行機を購入しながらルートを広げていく。そして、パンナムにそのルートを売却しながら元金を増やし、最も多くのパンナム株式を持っているプレイヤーが勝利する。

 

ワープレなのだが、押し出し競りになっていて気が抜けない。押し出されると計画が狂う(笑)

パンナムは主にアジアルートを中心に拡大してくるが、ここはもっとランダム要素があってもよいのではと最初は思ったが、恐らくプレイヤーのインタラクションを高めるためなんだろうと勝手に納得した。

カードのガチャ要素も結構あり、ルールもシンプルで誰でも楽しめる。実際3人戦で、皆10点差以内だった気がする。見た目も良き。

 

アルナック(2020)

 

初プレイ。持ち主さん以外は初心者ということで拡張なしで。カードテキストがあるゲームは、初見者には読むのが面倒でつらい。

 

ほどほどに研究や探検アクション、カード購入などしながら進めていく。

途中、お金を生み出す協力者を獲得できたので、お金が結構たまっていく。で最後に金の力でカードを買いまくり、研究アクションを実行。最後にまくったのだが、少しおよばずだった。

 

ようやく話題作をプレイすることができた。なるほど、これは面白い。

守護神がランダムで出てくる仕掛けが、探検している気にさせる。ルールも決して複雑でなく、誰からもウケがいいのだろう。

 

 

残念だったのは、今年は昨年・一昨年のように、オールタイムベスト的作品に巡り合えなかったこと。

また、今年はコロナの影響で思ったようにボドゲ会を開催できなかったが、一緒に卓を囲んでくれた方々には感謝している。来年はもっとできるといいなぁ。


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