意外と知らない教育訓練給付

来年度から向こう数年の間に、雇用保険制度が大きく変わる。

そのうち、来年度から教育訓練給付が拡充される。

最近はクライアント訪問時にそんな情報提供をしているわけだが、この給付制度自体を知らない・利用したことがない人が実に多いことが分かった。

 

当該制度は、雇用保険に1年以上加入している労働者であれば使えるもので、何か資格や試験を受講したいとき、本人が支払った受講費用のうち、いくらかが本人へ戻ってくる制度。(注意!会社が払うと利用できない)

離職後1年未満の人でも、一度利用した人でも3年経てば原則利用できる。

 

対象となる資格や試験は、厚労省大臣が指定したものでないとダメだが、かなりその範囲は広く、対象講座を調べるための検索サイトもある。

なお講座は大きく3つのカテゴリーに分類されていて、専門実践教育訓給付に分類されるものは最大受講費用の70%(年間最大56万円)が、特定一般教育訓練給付に分類されるものは同40%(同20万円)が、一般教育訓練給付に分類されるものは同20%(同10万円)が、それぞれ受講後に本人にバックされる。(出席率80%以上などの要件はある)

で4月からは、この3つのカテゴリーのうち前者2つの返戻率が、それぞれ80%と50%に上がる。

 

僕は独立前に(労働者をしていた頃)利用した記憶があるが、もし僕が今労働者であれば、是非イラストレーター講座で利用したい。

リスキリングや自己研鑽のためにも使わない手はないこの制度、雇用保険に加入できない自分(経営者)としては羨ましい限りだ。

 

★詳しくはこちら→厚労省サイト


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