年度更新の時期。
年度更新とは、年一回、労働保険料(労災・雇用保険)の精算をする事務手続きのことだ。
この時期になると、労働局から各事業所へ緑色の封筒に入った厚い書類が届く。
当所は年度更新を電子申請で行うため、この時期は決まってクライアントへ「書類に印字された八桁ほどの記号番号を教えて下さい」といった旨のメールをする。
その記号番号さえ分かれば、原則書類は不要で、あとはパソコンで申請できるからだ。
結果、緑の封筒は、そのままクライアントで保管・破棄してもらうことになる。
いつも思うが、その発送に係る労力やコスト(税金)・時間・そして廃棄ロス、全てが無駄。そろそろこの発送をやめたらどうだろうか。
年度更新の内容はほとんど変わらない。たまに保険料率や書式の変更はあるが、その場合は最小限度の通知にとどめればよい。どうしても書類が欲しければ、希望者だけにするとか。
年度更新にとどまらず、普段仕事をしていて行政のコスト意識の低さを感じることは本当に多い。民間では考えられない。