最近、それなりにヘビーな相談事が続いている。
そのほとんどが人間関係。いわゆる労使トラブルってやつ。
例えば、
・昨年から謎の労災休業を続けている社員と連絡がつかなくなった
・昨年降給した社員がなぜか今頃労基へ駆け込んだ
・退職日の延期を依頼したら退職は無効と弁護士を立ててきた
・店長が不用意な発言をしたら解雇通知をよこせと言ってきた など
人事担当者と話をしていると、皆「この対応している時間が無駄でしょうがない」と嘆く。その気持ちは痛いほど分かる。なぜなら自分も企業人事をしていたから。
労使トラブルや人間関係トラブルは、非常にやっかいだ。人の気持ちが絡んでくるし、法律論だけで納得・解決できるものばかりでないし、終わりが見えないものもある。下手すりゃ逆恨みを買うこともあるが、得をすることはない(得られるのは経験値くらい?)。
でもそんなとき、僕は人事担当者へ必ず言うことがある。それは、
「でもこれが人事の重要な仕事の一つです。人が集まれば必ず大なり小なりトラブルは発生します。人間関係の調整や折衝は人事の重要な仕事ですよ」と。
人間関係トラブルは無いにこしたことはないが、やはり人が集まればつきもの。避けては通れない。だからいちいち驚いたり落胆する必要はないのだ。こう思えるようになったらホントの人事だ。