今年最初の大きな仕事に着手する。
それは長距離ドライバーの賃金見直し。昨年来、運送業のクライアントと検討してきたが、いよいよ本格的に着手する。
見直しする理由は、主に次の3つだ。
①業績手当(歩合給)の算定方法の変更
→今は業績ポイントによる金額から残業代を控除した残りを支給している
②業績手当に対する割増賃金の計算方法の変更
→今は総労働時間で除して25%を乗じている
③固定残業代の導入
①は、長距離ドライバーには昔から当たり前のように適用されている払い方だが、近年の労働判例では、いわゆる明確区分性の観点から問題視されている。
②は、近年のサカイ引越センター事件で指摘されたが、今後トラックドライバーの歩合給の割増賃金は、通常の賃金と同じ計算方法でないと認められない可能性が出てきた。
③は、未払い賃金リスクの観点から時代に逆行する内容で、できるなら導入したくないが、導入しないと「残業した分、残業代がもらえる→ダラダラ仕事をした方がいい」という安易な発想を抱くことを押さえたいため。
更に見直しをするためには実務上いくつかの課題があり、また現在国で見直しが検討されている同一労働同一賃金も意識する必要がある。決して一筋縄ではいかない大仕事になりそうだ。
