閉まった組織、締まった組織

経営者やリーダーから、部下が好き勝手な言動をして困るという話を時々聞く。

例えば有休を事後申請したり、始業時間よりもかなり早く出勤したり、休憩を取らなかったり。

確かに今は社員の権利意識が強くなっており、またハラスメントを恐れてまともに注意できる上司が減っている。

だからと言って、そのような部下の勝手・わがままを放置しておけば、組織は締まらず、やがて「閉まった」組織になっていく。

 

そのような締まらない組織を締まった組織にする方法がある。

それは就業規則の活用だ。

・経営者や上司は、就業規則の内容をよく理解する。

・就業規則を社員へよく周知する。就業規則を作成・変更したときは当然のこと、それ以外でも採用時や研修時などに都度周知する。

・何かあったときは、上司は都度就業規則を見て客観的に判断・指導する。

 

これを続けていけば自ずと締まった組織になっていくだろう。

多くの人は、何かあったとき就業規則の存在すら忘れているから、都度個人の判断で対応する。

結果、部下によって異なる対応をしたり(後で整合性がつかなくなるのがオチ)、部下から「何でもごねれば通る」「チョロい上司」と舐められる。

 

就業規則で判断・指導する方がよほど楽だ。

「会社ルールでは1週間前に申請することになっているよね。だから事後申請は認められないよ」

その一言で済む。それを言われれば、ぐうの音も出ない。流石に会社ルールにたてつく人は、通常はいないだろう。もしいたとしても、それは服務規律違反や業務命令違反になる。

更に上司も感情的にならずに済み、また悪者にもならない。

「会社ルール」それは魔法の言葉だ。

 

これを続けていけば、皆、就業規則を意識し、会社ルールを自然に守るようになる。勝手・わがままなことを言ってくる部下はいなくなる。それに対応する時間的コストやストレスもなくなる。

でも残念ながら、これができている組織はあまりない。就業規則が単なるお飾りになっている。

 

就業規則の有効活用が、閉まった組織を締まった組織にする。


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