ステファン・グロスマン+打田十紀夫ライブ

先日、打田十紀夫氏のライブに行ってきました。

昨年発売された2人名義のアルバム
昨年発売された2人名義のアルバム

今回は打田氏の師匠であるステファン・グロスマンを率いての来静でした。

ステファンは久しぶりの来日。もちろん前回も観に行っています。

 

あ、ちなみにこのステファン、カントリーブルーズ界の中では有名なギタープレイヤーです。

ステファンの師匠がレヴァランド・ゲーリーデイビス(戦前のブルーズ界の巨匠)というから凄い!

 

2人の楽譜本。20代の頃、よく夢中になってました♪
2人の楽譜本。20代の頃、よく夢中になってました♪

『ゲーリー→ステファン→打田氏』

脈々とカントリーブルーズの技術と精神が受け継がれています。

 

今となっては完全にマニアックな世界ですが(笑)、今日我々が耳にする多くのポピュラーミュージックの歴史を紐解いていけば、必ずブルーズにたどり着きます。

 

5年前、楽譜本にもらったサイン^^
5年前、楽譜本にもらったサイン^^

さて、ライブはステファンが中心に(リードギターで)進んでいきました。

ステファンのブルーズは基本トラディショナル系。

ときに軽快なラグタイム、ときに泥臭く、ときに歌も入れてみて…やっぱブルーズはいいですね^^

可能なら生音で聴いてみたい!

 

打田氏は、師匠の前ということでいつもの軽快なトークをかなり抑えていました。

ちなみに通常の単独ライブでは、プロレスネタや酒・ラーメンネタ、不健康ネタが炸裂し、最近では、プレイ以上にトークに費やされる時間の方が多かったりします(笑)

 

ステファンのトークは、前回来日時とほぼ同じ。あまり進歩ありません(笑)

ライブ後のサイン会。
ライブ後のサイン会。

恐らく事前の打ち合わせのない曲もあるのでしょう。

師匠が弾きだすと、慌てて師匠の指の動きやポジションからコードを探りながら弾く打田氏の姿が何とも言えませんでした。

弟子はいつでも大変ですね。それに引き替え、ステファン、自由すぎ(笑)

でもこういうこと(セッションやアドリブ)ができるのが、ブルーズの最大の魅力なんですよねぇ。

打田氏、ステファンと^^
打田氏、ステファンと^^

ステファンは基本ギター1本。恐らく前回同様、マーチンのシグネチャーモデルだと思います。

ズドン、ズドンと親指から弾かれるベース音がたまりません。迫力のあるいい音です。

 

打田氏はいつものナショナルスライドギターとヨコヤマギターでした。

 

そんなこんなで約2時間、ギターマニアのおっさん連中らを魅了してくれました。

 

★おまけ~私の愛器、ギブソンL-00(1937年製)

トップ。こんな明るいサンバーストはなかなかないです。←自己慢
トップ。こんな明るいサンバーストはなかなかないです。←自己慢
ヘッド。プリウォーはスクリプトロゴが特徴。
ヘッド。プリウォーはスクリプトロゴが特徴。

音は枯れに枯れていて、意外や音量も大きく6弦の音がしっかりしています。フィンガーピッキングブルーズには最適な1本です。

 

ペグとブリッジは交換してありますが、あとはオリジナルで美品。

ギブソンの代名詞と言えるサンバーストフィニッシュほか、ファイアーストライプピックガードやスクリプトロゴ、分厚いがしっくりくるネック(残念ながら三角ネックではない)、サイドやネックは目の細かいマホガニー、指版はローズウッド、今でも木の濃厚な香りがするボディ内…etc.

 

どれをとっても当時のギブソンや職人のこだわりが伝わってくる、ヴィンテージギターの魅力が詰まった1本です。自分で言うのもなんですが、ホントいい(笑)

打田氏ほか、あの山崎まさよしも絶賛しています。(確か彼のコレクションにもあったはず)

ちなみに、今では購入時(15年ほど前)の約倍の値がついています^^


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