今年を総括

今年もあとわずか。

普段、ほとんど過去を振り返らない性分なのだが、印象に残っていることを少しだけ振り返ってみることにしよう。

 

・働き方改革関連法

何といっても同法が施行されたことで、それに関する相談や講演依頼が増えた。

特に同一労働同一賃金は分かりにくく、いつまでに何をどこまでやればいいのか、未だよく分からず手つかずの中小企業も多い。

賃金制度の見直し依頼もいくつかあったが、昨今は同一同一を無視した提案はできなくなった。

もはや、同一同一の知識がなければ賃金制度の見直しは困難だ。

 

・クライアント

クライアントへの定期訪問では、部長や課長クラスの人も同席する光景が明らかに増えた。労働法が、これだけ複雑化・多様化すれば当然なのだろう。僕ら専門家でさえ、日々勉強しなければついていけない。

労働者の権利意識が高まっている感はあるが、彼らがネットで得た知識は、たいがい表面的・断片的であり(場合によっては間違っていることも)、だからこそ経営者や人事、リーダーは、正しい知識武装・労働法リテラシーをもつことが、これからの労務管理やマネジメントには必要になる。

 

・当所方針

近年、組織や人材育成に関する相談や提案を意識的に増やしている。これは、「いい会社」を支援・広めたいという当所の方針に沿ったものだ。

そのおかげか、採用や育成、リーダーシップなどの研修・講演依頼が増えた。(特に念願だった西日本方面へ行けたのは嬉しかった)

引き続き注力していきたい。

 

原則40人以上のクライアントに対しては、手続き代行業務は受託しない方針に変えた。

恐らく来年から、国は本腰を入れて労働社会保険手続きの簡素化・電子化を推進してくる。もう時代は変わっているのだ。我々も変わらなければ。

最近では、むしろ当所からクライアントへ電子化を推奨している。

 

・その他

業務に関連するアプリを企画提案し、実際に製作に乗り出したのだが、いろいろあり途中で頓挫してしまったので、来年はその続きを是非ともやりたい。

 

税金面で悩ましいこと、苦労したことがあったため、来年は節税対策(お金の有効な活用)を実行していきたい。年明け、顧問税理士と相談する運びとなっている。

 

仕事と関係ないが、アメリカ南部へブルースの旅に出かけた。日中は車で昔のブルースマン所縁の地を訪れ、夜はライブハウス巡り。音楽のルーツと、黒人に対する厳しい歴史の上に今の音楽があることがよく分かった。

 

 

何はともあれ、来年も引き続き精進していこう!


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