仲良しこよし集団~派閥の弊害

自民党総裁選が始まった。

報道を見ていると、「派閥」というワードがよく出てくる。

最も優位とされている菅さんは無派閥らしいが、現総理の意思を継ぐということを明言している以上、面白くもなんともない。それ以前に、完全に出来レースだしね。政治ゲームか!

 

派閥という意味を、平たく「仲良しこよし集団」と捉えれば、会社でも学校でも、或いは幼稚園でも介護施設でも、組織・人が集まるところには多かれ少なかれ派閥は自然にできる。派閥は何も政治の世界の話だけではない。

 

では、なぜ人は派閥を作りたがるのか?

・一人では自信がない

・長い物には巻かれろ的な発想(敵に回したくない・出世したい)

・孤独を嫌う

・考え方や価値観が合う人と一緒にいたい(安心したい)

 

俯瞰して見ると、派閥に属する・派閥を作るタイプの人は、少なくとも僕とは全く真逆の人間ということが分かる(笑)

今も昔も、派閥にベッタリする人を見ていると恥ずかしいとさえ思うし、誰かに忖度して自分の言動が束縛されるなんて超つまらない。考え方や価値観が違う人とは、むしろ意見交換してみたいと思う。なぜって、そこには新しい気づきがあるから。

日本人よ、もっと自律心・自尊心を高めろと言いたい。

 

 

かの経営の神様、松下幸之助は「派閥をつくる会社はダメになる」ということで、社内に派閥を一切作らせなかった。

派閥は、自由活発に意見やアイデアが言えたり、情報交換できる職場風土・風通しのよさを阻害する。

 

組織である以上、一定の仲良しこよし集団はできてしまうのは仕方がないが、他方、弊害も大きい。


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