最近は履歴書不要の会社も珍しくないらしい。
いくらタイパの時代とは言え、いくらスポットワーカーや副業が増えているとは言え、凄い時代になったもんだ。
完全に求職者が企業を選ぶ時代になったという感じだ。
他方「会社も何も無ければ困るでしょう」と、求めていないのに履歴書をわざわざ持参してくる人もいるという。履歴書無しの応募に抵抗を感じるのか、或いは自分の職務経歴をアピールしたいのかはともかく、僕がもし求職者だったら完全にそっちの感覚の人間なのだが、もうそれは時代錯誤ということか?
話は変わるが、僕らの業界には行政協力と言って、行政(労基署や年金事務所、ハローワークなど)の業務のお手伝い(多くはアルバイトみたいなものだが、がっつり職員並みに勤務するものもある)の募集がちょいちょいある。強制ではなく任意だが、手伝えば当然報酬は出る。その中で最近気になることがある。
それは、ある行政協力の募集要項で突然、学歴と職歴の提出を求めるようになったこと。どうやら、それによって報酬額を決定するように変わったらしい。
経緯はともかく、これには起業した身・士業として違和感しかない。
起業家・士業は、いくら稼ぐも稼がないも自分次第だ。自分のスキルや経験を磨き自分の付加価値を高めていけば、おのずと周囲からの評価(≒報酬)は上がっていく。その覚悟を持って起業している。(起業しても、いつまでも肩書に頼っている人はよく見かけるが)
それを学歴や職歴でその価値を決めようとは。会社員じゃないんだよ、起業家・士業は。
今までは時々手伝っていたが、夕飯で残ったおでんみたいにすっかり気持ちは冷めてしまった。もちろん、もうそれっきり。残念。
これこそ履歴書不要でよい。
