サービスの境界線

今月から、近所のスーパーが夜10時までの営業になった。

今までは夜12時まで営業していたのだが、恐らく、昨今の「働き方改革」の一環なのだろう。

閉店時間を2時間前倒しにすることで、過重労働を減らし、無駄な人件費やコストを抑制する狙いや、人材確保や社員の健康面への配慮もあるのだろう。

 

個人的には、こういう動きは大賛成。どんどんやればいいと思う。

運送会社の再配達やコンビニの24時間営業然り。だいたい日本人はサービス過剰すぎる。

これを機に、過剰サービスを見直すいいきっかけになればと思う。

 

 

一方、我々のような産業は、過剰サービスかどうか分かりにくいかもしれない。

労働集約型の産業は、過剰サービスは過重労働(労働時間)に直結しやすいが、非労働集約型産業は必ずしもそうでないからだ。

 

自分はどうかというと、クライアントによって求めるものが微妙に違うため、それぞれに合わせてサービス内容を変えることもある。(例えば、マーケティングに興味があるクライアントには、それに関する話ばかりするときもある。知らない人から見れば、一体何者なのか不思議に映ると思う(笑))

それが、時に過剰サービスになっているのかもしれない。だた一方で、そこには「付加価値の創造」という当所の理念を追求する大義もある。

 

 

過剰サービスをなくすことはいいことだが、そこで必要になるのは、一体何が本当に必要なサービスで、何が過剰なサービスなのかという「サービスの境界線」の議論だ。

それは、自分たちのビジネスの原点を見直すきっかけにもなる。


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