ブルースツアー Vol.2

ブルースツアー2日目。

朝、ホテルの前の空地にこんな光景が。

一体何だろう?いずれにせよアメリカって感じ。

ロバート・ジョンソンの墓を目指し、いざグリーンウッドへ。ミシシッピーを南下する。

 

ロバジョンは「ブルースの神様」と呼ばれ、ブルースギターの礎を築いた伝説のブルースマン。十字路で悪魔に魂を売り渡し、その代わりにギターのテクニックを手に入れたという「クロスロード伝説」はあまりにも有名だ。

他人の妻にちょっかいを出したため、1938年、27歳の若さで毒殺されたと言われている。

その後、さまざまなギタリストに多大な影響を与えたのは言うまでもない。

途中、ガソリンスタンドに併設された店に立ち寄る。やはり購買欲を掻き立てる食料品は、特にこれといって見当たらず。

 

おおっ、いきなり綿花畑が!これが見たかった。(この風景に興奮する人は変人、もといブルース好きの証拠)

 

19世紀半ば南北戦争で北軍が勝利し奴隷制度が撤廃されると、黒人は仕事を求め南部のプランテーションに移住する。過重労働に耐えながら日常を歌ったのがブルースの始まりだ。

 

走っていると、すでに刈り取られた畑も含め、いたるところに綿花畑が広がる。今は、刈り取りは自動化されている。

グリーンウッドの美しい風景。

グリーンウッドの街を抜け、しばらく農道を走った先に教会がある。

教会のすぐ横に広がる空地には点々と墓があり、その最も奥にロバジョンの墓がひっそりと鎮座している。(他にも2カ所ほどロバジョンの墓があるが、ここが一番有力)

 

ブルースの神様は、この下に眠っているのだろうか?

 

 

昨晩、BBキングブルースクラブでお釣りとして受け取った50セント硬貨を墓石の上に置く。

ブルーストレイルマーカー。

教会を背にすると、こんな景色が広がっている。

昼食は中華ビュッフェ。

味はまあまあといったところ。でも店内は清潔感がまるでない(笑)

 

食後、隣接するホームセンターっぽい店へ。

黒人店員がごちゃごちゃ話しかけてきたので、「I'm just looking」とかわす。

年季が違うね(笑)

さらに車を南へ進め、BBキングが生まれたインディアノーラへ。

ここには、BBキングミュージアムと彼の墓がある。

入口のポップ。

最初にちょっとしたシアターに通され、BBの生い立ちについてしばし鑑賞。

愛器ルシール。

直筆ノート。

墓はミュージアムの隣にある。ここにBBは眠っているのだ。

ミュージアム裏の広場。よく見るとステージらしきものがあり、ライブができるようになっている。

続いてクラブエボニーへ。

BBやレイ・チャールズ、カウント・ベイシー、アルバート・キングら重鎮が出演したミュージッククラブ。

 

今でも定期的にイベントが開催されている。

柱には、近日開催されるイベントのポスターが貼られている。見る限り、内容は全然ブルースでない(笑)

 

さらに移動し、BBのブルーストレイルへ。

マーカーの隣には、BBの手形と足形が、愛器ルシールの絵と一緒に歩道に彫られている。

意外と指は短く足は小さい。手の幅は広い。絵に触れてみると、まだ白い塗料が手につく。

車を北上させ、ドッケリーファームへ。

デルタブルースの創始者と呼ばれる、チャーリー・パットンが暮らした農場だ。

 

この建物に近づくと突然、チャーリー・パットンの歌が流れてくる。粋な仕掛けが。

とうとう雨が降ってきたため、しばし休憩。高床式倉庫は、雨宿りにはちょうどいい造りだ(笑)

ふと目をやると、記念に自分の名前を記すノートが備え付けられている。もちろん記す。

Birthplace of The Blues?

ブルースはこの地で生まれたのだろうか。

北上する。

しばらく走ると、天気雨が上がり綿花畑に虹が!

続いて到着したのは、タトワイラーにある駅跡地。

ここは100年ほど前、ブルースの父と呼ばれるW.C.ハンディが、初めてブルースらしき音楽を聴いた場所として知られている。その後、ブルースとして正式に楽譜に記す。

耳をすませば、

ブルースが聴こえてくるよ。

ルート61とルート49の交差点には、大きなギターモニュメントが。一応?ここもクロスロードと呼ばれている。

但しロバジョン伝説に登場するクロスロードはここではなく、それぞれ旧道の交差点と言われている。

夕食は、この交差点近くにあるまたもやBBQの店(笑)

昨晩ほど量はなく、あっさりしていて美味しかった。

 

店を出ると白人のおっちゃんが話しかけてきて、なんとピンバッジをくれた。

何やら近くにある自分の店「クロスロード」を宣伝して欲がっているようだ。

 

夜は、ライブハウス「グランドゼロ」でのライブ鑑賞のため、一路クラークスデイルへ。

既に観客は一杯。

ローカルバンドが、ジョン・リー・フッカーばりの重厚でノリのいいブルースをやっている。

 

しばしライブを観戦、夜は更けていく。

 


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